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航空貨物・通関業務 / Air Cargo

様々な部署を経験することで、全体を把握できるようになる。

エスエーエスには中途採用で入社しました。前職は航空業界とは異なる業界で働いていましたが、空港での仕事は小さい頃からの憧れでした。入社後はまず、業務マルチ化の一環として半年ほどランプ課で研修を受け、様々な専門車両の資格を取ってから貨物課に異動となりました。こうしたキャリアの重ね方は本当にこの会社ならではの魅力だと思いますね。貨物課で働くにしても、他部署を経験していることで業務全体の流れが把握しやすくなるからです。結果、全体の流れの中で自分自身が今やるべきことが見えてきますし、相手が何を求めているかもわかるようになる。空港運営はチームワークが大切な仕事だからこそ、他部署の仕事を知っている経験は本当に大きいですね。ちなみに、現在配属されている貨物課の仕事ですが、貨物とひとことに言っても、その業務内容の幅はじつに広い。これも、この会社ならではの特長だと思います。大きな空港や貨物会社であれば、貨物の種類によって業務が細分化されることが多いのですが、エスエーエスでは国内貨物と国際貨物の両方を一つの課で扱います。ハンドリングにも携わりますし、国際貨物の通関業務も、私たちの仕事。勉強する知識は膨大な量になりますが、飽きるということはないですね。

お客様と直接会わないからこそ、想像力を働かせて。

貨物課が扱う航空貨物の中身は、郵便物や宅配物、医療品、動物など大小様々。配送会社から荷物が搬入されてきたら、個数を数えて重量を計測し、中身を確認する作業に入ります。時には国外への持ち出しが禁止されている荷物も混じっているため、チェックは常に慎重に。そして、荷物を機体近くまで運び、端末で貨物の情報を搬送先に送信します。同時に、機内への積み込みには、搭載計画を立てて積み込む必要があるため、重さや大きさ、種類などを総合的に判断して、どう積み込むのがいいのかを考えて計画書を作成。積み込み作業はランプ課の仕事なので「貨物を搬送できるように準備する」までが私たちの役目です。全部の荷物をさばききった時には大きなやりがいを感じますね。また、貨物は正確さと丁寧さが求められる仕事です。個数や重量を間違えてしまったら、機体のバランスが悪くなり、運航に影響が出てしまうこともあります。さらに、丁寧さを欠いてしまうと、受け取った時に荷物が壊れたり、傷がついてしまうことだってあるかもしれません。貨物課の仕事は直接、お客様の顔を見ることはできませんが、日頃から受け取るお客様の顔を思い浮かべながら荷物と向き合っています。

通関士の資格を取ることで大きくなる責任とやりがい。

エスエーエスの貨物課の業務でもう一つ特徴的なものが「通関業務」です。国際貨物を取り扱う際に欠かせない業務なのですが、たとえば、日本には輸入できないものが混じっていないかといった審査をしたり、輸入に必要な関税手続きをサポートしたり。通関士という国家資格を取得した人だけが担当できる業務です。ちなみに、エスエーエスの貨物課では、社員の半数以上がこの通関士の資格を持っています。私も仕事をしながら毎日勉強して資格を取得しました。仕事と勉強の両立はかなり大変でしたが、資格を持っていると自分のできる業務を広げることができますし、何より仕事のやりがいが違ってきます。通関士の審査・判断によって国内外に病気や違法植物などを持ち込むことにもつながる可能性もあるため、自分が通関士として最終的な審査をすることにとても大きな責任を感じますね。貨物課に異動となって、3年目。ある程度仕事は理解してきましたが、まだ一人前だとは言えません。早く一人前になれるよう、知識を身につけながら頑張っていこうと思います。最近、後輩の社員も入ってきました。チームメンバーが増えるのはうれしいです。先輩として指導もしつつ、助け合って仕事ができたらと考えています。

ある1日のタイムスケジュール

  1. 9:00 出勤
  2. 9:10 輸入貨物の書類審査
  3. 10:00 植物検疫作業
  4. 12:00 貨物搬出作業
  5. 13:00 昼休憩
  6. 15:00 中国便貨物仕分け作業
  7. 16:30 貨物搬出作業
  8. 18:00 勤務終了

My Message!

エスエーエスでは、飛行機に関する様々な仕事に携わることができるので「飛行機や空港がずっと飽きないくらい好き!」という人はきっと活躍できると思います。また、特殊な知識や技術が必要になる仕事なので、新しいことを学ぶのが好きな人はぜひ貨物の仕事に目を向けてみてください!

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