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給油業務 / Fueling Services
「やったことのない業務に挑戦したい」と立候補
地元が静岡ということもあり、富士山静岡空港はとても馴染みのある空港です。子供の頃には、開港セレモニーはもちろん、父の出張の見送りや出迎えでよく遊びに来ていました。インターナショナルな雰囲気や非日常を感じられる空間が好きだったのだと思います。大学は国際系の学部で学び、就職活動では空港会社や物流会社を中心に受けました。船や飛行機などの大きな乗り物に特に憧れを抱き、新卒の時は成田空港の貨物を扱う会社に就職。その後、より機体の近くで仕事がしたいと考え、成田空港のグランドハンドリングを行う会社に転職したのです。そこで4年ほど経験を積み、結婚で静岡に戻るのを機に、エスエーエスに入社しました。子供の頃に遊びに来ていた空港で働くことになるなんて不思議な気持ちですね。入社後の最初の配属はグランドハンドリングのランプハンドリング。1年ほどしてから給油課のメンバー募集を知り、「やったことのない業務に挑戦したい」と自ら立候補しました。給油業務を自分たちで行っていない空港運営会社も多い中、自前でやっていることもエスエーエスの大きな魅力だと思います。
何事もなく終わらせることが、最大の仕事。
給油課の主な業務は、機体への給油です。空港内に機体が到着後に機長からオーダーを受けて給油を行います。オーダーは機体や国によってガロンや、キログラムなど単位が異なるため、何リットル必要なのかを計算して正確な分量を給油する必要があります。給油する機体は1日5便ほど。ランプハンドリングでは担当しなかったヘリコプターやプライベートジェットなどの小型機にも給油を行うのですが、それぞれの機種によって給油のやり方が異なるため、作業を行うにはそれぞれ資格を取得しなければなりません。勉強は大変ですが、できることが増える喜びを実感できる仕事です。また、臨機応変な行動を求められる点も、この仕事の面白さ。到着の遅れなどで複数の機体の給油時間が重なる時は、早めに同僚に声をかけたり、自ら優先順位を付けて迅速に給油を行ったり。素早い状況判断が必要です。更に、給油車両の点検や燃料の積み込みも毎日の大切な業務となります。石油という危険物を扱う仕事。少しの燃料漏れでも大事故につながってしまう可能性があるため、車両の油面監視や安全装置の作動確認など、安全には常に心がけています。「何事もなく終わらせる」というのが私たちの義務。毎日のこととはいえ、緊張感を持って業務を行っています。
少人数だからこそ、組織づくりにも関わっていける。
給油の作業を一人でできるようになれば一人前です。私はまだ二人一組での作業しか経験がないため、一日も早く一人で給油を終えられるようになりたいですね。エスエーエスのキャリアには様々な選択肢があり、幅広い仕事を経験することができますが、現時点では給油の仕事をもう少し極めてみたい。一便を一人で受け持つのはプレッシャーも大きいと思いますが、同時にやりがいも大きく感じられるのではと思っています。また、会社の規模もエスエーエスで働く魅力の一つです。少人数だからこそ、組織づくりにも全員が積極的に参加できますし、若い社員の意見も通りやすい。先輩後輩の垣根なく相談し合える環境が整っている会社です。加えて、全国に事業所があり、静岡以外でも学べる場所があるのもいいですね。私は給油課に異動してすぐ、北海道の事業所に行き、千歳空港にある給油会社で研修を受けさせてもらいました。給油業務の基礎から安全に対する意識までしっかり叩き込まれたおかげで、ある程度の自信を身につけることができました。今後は、私自身が学ばせてもらったことを、後輩たちにも伝えていける仕組みづくりにも挑戦したいと思います。
ある1日のタイムスケジュール(遅番)
- 11:30 出勤
- 12:30 給油業務
- 13:30 燃料積込業務
- 14:00 ランチタイム
- 15:30 給油業務
- 18:00 燃料積込業務
- 19:00 締め作業
- 20:30 勤務終了