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旅客ハンドリング / Passenger Handling
ホテル業界で接客を経験した後、エスエーエスへ。
子供の頃に観たテレビドラマの影響もあり、グランドスタッフという仕事に憧れを抱いていました。就職活動では、人と接する仕事を中心に探し、空港のグランドスタッフも選択肢の一つでした。ただ、ずっと気になっていた地元静岡の空港開港が延期になったこともあり、大学卒業後は、県内のホテルに就職しました。そこで、サービススタッフとしてお客様への対応など、接客業務の基礎を一から学びました。そして、ちょうど2年目が終わる頃、空港の開港が正式に決まり、エスエーエスの地上職スタッフの募集が始まったのです。グランドスタッフとしての経験はありませんでしたが、選考ではホテル勤務で培った接客力を最大限にアピールしました。入社後は旅客課に所属し、航空券の発券や搭乗手続き業務、ゲート業務、到着業務などを担当。静岡空港は国際線も乗り入れているため、外国のお客様対応業務も私たちの仕事です。
「一体感」と「スピード」それがエスエーエスの魅力。
大きな航空会社の場合、グランドスタッフ業務も細かく担当が分かれていることが多いと思います。しかし、エスエーエスでは人数も限られているため、その時の状況を見ながら、対応していく必要があります。覚えなければいけないことは増えますが、そのぶん、スタッフ一人ひとりは様々な業務に携わる機会が増え、自分の興味や可能性を広げることもできるのです。また旅客以外のランプや航務といった部署とも連携を取り、まさに全員の力で飛行機を飛ばしている感覚を味わうことができます。「飛行機を安全に定時で出発させる」という共通認識のもと一体感を持って働くことができるのも、エスエーエスの魅力です。
また、静岡空港は、飛行機に乗り慣れないお客様が多いことも特徴のひとつです。数日前に下見に訪れたり、出発までの時間を不安そうに過ごしていたり。そのようなお客様への対応も、私たちグランドスタッフの腕の見せどころです。その一方で、国際線が乗り入れ、外国人のお客様が多いことも大きな特徴です。とくに中国からのお客様が年々増えているため、スタッフは接客に必要な中国語を勉強したり、搭乗口には中国語の看板を用意したりと、来日するお客様が利用しやすい環境づくりを心がけています。意見を出し合い、時には手作りで必要な物品を用意する。こういうスピードある対応ができるのも、エスエーエスの魅力です。
仕事と家庭の両立。後輩の見本になれるようがんばりたい。
現在は、接遇教育のインストラクターも兼務しています。グランドスタッフはお客様にとっての空港の印象、思い出と直結する仕事です。笑顔や身だしなみ、言葉遣いなど、相手への心くばりを中心に後輩の育成にも力を入れています。また、私生活では、2人の子供がいるのですが、こうして働き続けていられるのは家族や同僚など周りのサポートのおかげです。また、1年間の育児休暇と短時間勤務の制度を利用できることも大きいですね。とはいえ、新しい会社であるため、さらに働きやすい環境になる可能性が大きくあります。社員と会社との意見交換の機会もありますので、ますます働きやすくなっていくと思います。今後は私自身、後輩の見本になれるよう、また、後輩が楽しんで働けるよう、仕事に環境づくりに貢献していきたいです。
ある1日のタイムスケジュール
- 6:40 出勤/ブリーフィング
- 6:50 カウンター業務開始
- 7:20 搭乗口業務
- 7:40 カウンター業務/翌日準備
- 8:40 搭乗口業務
- 9:00 休憩
- 10:00 カウンター業務
- 11:40 国際線ハンドリング
- 13:40 勤務終了